2005-04-05 第162回国会 参議院 法務委員会 第9号
○参考人(中村邦夫君) 元々、この境界をめぐる紛争というのは大変根深いものがありますし、問題の解決は難しいものであります。そういう難しい問題であるからこそ、こういう手続が今設けられたんだろうと思うんですね。ですから、その趣旨からいきますと、簡単に資料を集めれば結論が出るという問題はほとんど来ないだろうというふうに想像しております。 当然のことながら、長い間の権利関係をめぐる問題がそこに存在しているわけでありまして
○参考人(中村邦夫君) 元々、この境界をめぐる紛争というのは大変根深いものがありますし、問題の解決は難しいものであります。そういう難しい問題であるからこそ、こういう手続が今設けられたんだろうと思うんですね。ですから、その趣旨からいきますと、簡単に資料を集めれば結論が出るという問題はほとんど来ないだろうというふうに想像しております。 当然のことながら、長い間の権利関係をめぐる問題がそこに存在しているわけでありまして
○参考人(中村邦夫君) この筆界特定制度が要は境界を確定する前提としての手続ということにまずなるんだろうというふうに思います。ということは、すなわち、それは権利の確定に最終的に至るまでの段階の一過程であるということに考えます。 ということになってまいりますと、まず現在の法務局、登記官が実際に大きな役割を果たすことになるだろうと思いますけれども、その登記官がそういった権利関係について背後にある権利関係
○参考人(中村邦夫君) 日本司法書士会連合会会長の中村邦夫でございます。本日はよろしくお願いいたします。 委員長の御指示がございましたので、座って発言させていただきます。 本日は、不動産登記法等の一部を改正する法律案に関しまして参考人として意見を申し上げる機会をいただきましたことに関しまして、渡辺委員長を始め法務委員会委員の先生方にまずもって厚く御礼を申し上げます。 先生方におかれましては、国民
○中村参考人 私ども、常々権利に関する登記を行っておるわけでございますけれども、その権利に関する登記の前提となりますのは、どうしても表示に関する部分が確定している、しっかりしたものになっているということが前提でございます。そういった面から申しますと、先ほど来先生のお話の中にございましたけれども、残念ながら、まだ土地に関するそういった面の措置というのは十分なされていないというふうに思うところでございます
○中村参考人 私ども司法書士は、詳しい数字は今把握してございませんが、全国で大体年間一千万件前後の登記をやって、約九五%の事件を私どもが大体扱っております。その中で、所有権移転に関する登記というのは相当な部分を占めておるわけでございます。 そういう所有権移転、売買であれ、あるいは贈与であれ、あるいは相続であれ、そういう登記事件を受託する際に非常に多いケースとして、土地の境界がなかなかすっきりしていないという
○中村参考人 日本司法書士会連合会会長の中村邦夫でございます。 本日は、不動産登記法等の一部を改正する法律案に関しまして、参考人として意見を申し上げる機会をいただきましたことに、法務委員会委員の先生方にまずもって厚く御礼を申し上げます。 国民がより利用しやすい不動産登記制度並びに司法制度、これに関連するよりよい司法書士制度の実現に真摯な御努力を重ねていただいておりますことに対しましても、心から敬意
○参考人(中村邦夫君) お答えいたします。 百四十万円が妥当かどうかという御質問だったと思いますけれども、私どもは、今回のこの事物管轄の決定が、いわゆる簡易裁判所の特質とかあるいは簡易裁判所の置かれている状況であるとか、そういったものから決定されたというふうに承っております。 したがいまして、そういうもろもろの経緯の中で決定されたものでありましょうから、それについては私どもとしては異論がない、賛成
○参考人(中村邦夫君) それではお答えをさせていただきます。 現在、私どもの司法書士の方の報酬でございますけれども、先生今御指摘のとおり、既に報酬規定は廃止がされております。 現在、どのように具体的に扱っているかということでございますが、各司法書士事務所の中に各自が妥当と思われるそういう報酬表を掲げて、そして必ず事件を受託する際に顧客の方に説明をさせていただいて、そして納得していただいた上で業務
○参考人(中村邦夫君) 日本司法書士会連合会会長の中村邦夫でございます。 本日は、当委員会の参考人として意見陳述の機会をお与えくださいまして、心から感謝いたします。 委員の先生方におかれましては、国民のための司法制度改革に関しまして御熱心な御論議を重ねていただいております。改めて深く敬意を表しますとともに、感謝申し上げる次第であります。 私は、会員一万七千五百名ほどを擁する日本司法書士会連合会